令和になって1ヶ月が過ぎ、みなさま!2019年も後半戦ですわよー。GWでリフレッシュできた方も、お休み明けのダルさから抜け出していらっしゃる頃でしょうか‥。記事を更新していない期間でも、毎日数十人の方にメルマガ登録していただき、感謝感激、恐縮でございます。メルマガ会員の新たな購読者!のお知らせメールに、毎日、PCの前で頭を下げているアナログな私ですが、ほんっと、嬉しいんですっ。ありがとうございます。
いただいたメッセージの中から「HOW TO記事だけでなく、ガルボさんの日常的なブログも読みたいなぁ」と、ありがたいお言葉をいただき、いやいや、そんな、私の日常なんて、おしゃれ人生でも、勝ち組人生でもなく、面白くないと思いますのよ。と、思ったのですが、じっくり考えてみると、そうだ!私もそうだわ。初めての美容院やネイルサロンへ行く時に「どんな人が担当してくれるのか?」や「担当してくださる方はおいくつくらいなのかしら?」とか「できれば感覚が合う人がいいなーー」とか思い、HPの少ない情報の中から、担当者のパーソナリティを想像していました。
クロスドレッサー のようなプライベートサロンを初めて利用する方は「どんな人が担当するの?」「サロンの土地柄や内装は?」「担当者の人柄」などなど、金額や営業時間以外にも、知りたいことがたくさんあるのは至極当然のこと。大切な時間とお金を使うのだもの。
とは言え、情熱大陸やプロフェッショナル仕事の流儀のように、私、ガルボの語りだけになってしまわないよう、気をつけながら、女装の話題を中心にしつつ、今のトレンド、男性の更年期障害、男女共通の美容のお話し、文化や芸術、経済のお話し、私がしているクロスドレッサー 以外の仕事のお話しなどをつらつらとさせていただく予定です。(どーしよう、これで読者さんが大幅に減ってしまったら‥^^;)
南麻布で女装サロンを始めて12年、芸能人を含めた8000人以上の男性を、女性に変身させるお手伝いをしてきた、プロのメイクアップアーティスト、私、ガルボが、雑誌やテレビの撮影現場で使っているプロの技術と知識を、女装メイクだけでなく、男性にも使える、今よりもっと可愛く、もっとカッコよくなるための、わかりやすく、すぐに実践できるメイクのコツを、お届けいたします。クロスドレッサー とガルボのプロフィールはこちらをご覧くださいませ。
さっそくタイトルに則って、わたし、5月は数本のコンサートのお仕事(ヘアメイク)をやらせていただいていました。まずはこれ↓どーーーん!!
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」in コンサートin Japan
映画全編、歌も演奏も全てライブの超豪華版シネマ・オーケストラ(シネオケ®)です
毎年やらせていただいているお仕事のひとつです。担当させていただくのは世界のスーパースター(だと思う)
ダニー・エルフマン
書ききれないほどのプロフィールなので、↓に代表作だけ抜粋してみました。
- スパイダーマン Spider-Man (2002年)
- シカゴ Chicago (2002年)
- ビッグ・フィッシュ Big Fish (2003年) アカデミー賞作曲賞ノミネート
- ハルク Hulk (2003年)
- スパイダーマン2 Spider-Man 2 (2004年)
- チャーリーとチョコレート工場 Charlie and the Chocolate Factory (2005年) 音楽・声の出演
- ティム・バートンのコープスブライド Corpse Bride (2005年) 音楽・声の出演
- Deep Sea 3D(2006年)
- ナチョ・リブレ 覆面の神様 Nacho Libre (2006年)
- シャーロットのおくりもの Charlotte’s Web (2006年)
- ルイスと未来泥棒 Meet the Robinsons (2007年)
- キングダム/見えざる敵 The Kingdom (2007年)
- ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー Hellboy II: The Golden Army (2008年)
- ウォンテッド Wanted (2008年)
- ミルク Milk (2008年) アカデミー賞作曲賞ノミネート
- ターミネーター4 Terminator Salvation (2009年)
- ウッドストックがやってくる! Taking Woodstock (2009年)
- ウルフマン The Wolfman (2010年)
- アリス・イン・ワンダーランド Alice in Wonderland (2010年)
- スリーデイズ The Next Three Days (2010年)
- 永遠の僕たち Restless (2011年)
- リアル・スティール Real Steel (2011年)
- ダーク・シャドウ Dark Shadows (2012年)
- メン・イン・ブラック3 Men in Black III (2012年)
- 世界にひとつのプレイブック Silver Linings Playbook (2012年)
- フランケンウィニー Frankenweenie (2012年)
- ヒッチコック Hitchcock (2012年)
- オズ はじまりの戦い Oz: the Great and Powerful (2013年)
- フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ Fifty Shades of Grey (2015年)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン Avengers: Age of Ultron (2015年)
- グースバンプス モンスターと秘密の書 Goosebumps (2015年)
- アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 Alice Through the Looking Glass (2016年)
- ガール・オン・ザ・トレイン The Girl on the Train (2016年)
- ジャスティス・リーグ Justice League(2017年)
- フィフティ・シェイズ・ダーカー Fifty Shades Darker (2017年)
- ザ・サークル The Circle (2017年)
ダニーとお仕事させていただいて5年ですが、最初にお仕事したときは「もう2度と会えないかもしれないから、せめて記念に一緒に写真を撮ってもらおう&サインも」といただいたサインがこちら
WOWWOWの取材のヘアメイク終了時に、ささーっといただきました(DVDは私物です)
ほとんどのハリウッドスターは、メイクアップアーティストのスケジュールを1週間抑えていても、そのアーティストの技量が不足していると判断すれば、その場で帰されるか、翌日以降の仕事をキャンセルされる、本人ファーストで流れが決まることがほとんどです。(当初の予定分のギャランティは保障されます)日本人的に「お願いしちゃったんだから、お断りするのは悪いよねーー」「とりま、今回は最後までお願いしちゃおうっと」的な曖昧さはないんですね。
Would you like to take a picture with me?
ドキドキしながら声を掛けたのが4年前です。
forced terminationということもなく、幸運にも、毎年来日の際にお声掛けいただき、ヘアメイクさせていただいていますが、あの時は本当にドキドキハラハラでした。たとえ、あの時ダニーから「あなたの技術は私の基準以下です」と言われたとしても、その言葉を真摯に受け入れて、ぐっと涙を堪えつつ、翌日から高みを目指して奮闘していたと思います。
表に出る仕事は、一瞬の見せ場の為に、その裏で、日々、毎日、毎日、努力を積み重ねていくこと。けっして、運やタイミングだけでその場に立ち続けられる訳ではない、お仕事をご一緒させていただく度に、そう感じています。
世界のトップアーティストと一緒に仕事をさせていただいて得られるものは、高額なギャランティや、一緒に行動することで得られる特別待遇ではなく、張り詰めた緊張感の中でも完璧なものを仕上げるプロとしての姿勢、一瞬の見せ場の為に日々努力を積み重ねている姿を傍らで感じられること、そして、それを固めるスタッフ達も同じように細部にこだわり、最高の物を作り上げたいと真剣に思い、行動していること。それが見ている人に伝わり、感動と評価をいただける。そういう志の高い人たちと最高の仕事を一緒にできることにプライドを持てることです。
名のある仕事だけでなく、どの仕事にも同じ姿勢で臨むことで、周りも自分もハッピーになれるに違いないと確信できること。これが、ハリウッドのスーパースタートと仕事をして得られる一番大切なことです。
今日は私、ガルボの女装以外の仕事のお話をさせていただきました。
クロスドレッサー では、女装のプロによる女性に変身するコースや女性スタッフと一緒に女装して外出できる女装外出コース、身体のラインを女性に変身させるボディメイク、ウエディングドレスは女性だけのものじゃない、特別感を感じられるウエディングコースなど、様々なコースを用意して、みなさまのお越しをお待ちしております。クロスドレッサー メニュー一覧はこちらです。
ガルボ