ハリウッドスターと仕事をする方法で検索されて、辿り着いてくださる方がけっこうな数、いらっしゃいます。
きっとこの記事を読んでくださったからだと思うの→ハリウッドのスーパースタート仕事をして得られの物編
「よく読んでみたら女装関連のサイトだったんですね、、でも、参考になりました」といったThank youメールをくださる方「ハリウッドスターと仕事をする方法を探していますがどうしたいいですか?」といったHow to的な質問をくださる方も、、、。
それぞれの方にお返事をしていたのですが、個別にお返事をするにも限界が出てまいりましたので、ここで、私が知り得る限りの情報をお伝えしたいと思います。
今日の女装通信は、直接女装と関係ないお話しになりますが、自分の好きを仕事にしたい人やチャンスを掴むのはどうしたらいいのかと悩んでいる方の参考になるような構成にしてみました。ぐふ。
いきなりここから読み始めた方は、何が何だかさっぱりわからないと思いますので、ここで私のプロフィールを簡単に、ざっくりとご説明します。
某高級化粧品ブランドのアトリエ勤務→TBSメイク室勤務→フリーランス→某俳優さんの専属ヘアメイク→ヘアメイク事務所設立→国内の雑誌、テレビ、ドラマ、映画、CMのヘアメイク→ブロードウエイミュージカルのヘアメイク→ハリウッドスターのヘアメイク→女装サロン主催→ハリウッドスター来日時のプロモーションヘアメイク→ハリウッドスターコンサート時のヘアメイク→スペインのフラメンコやミュージカルのヘアメイク(恐縮ですが、小さ目のお仕事は記載しておりまてん)
南麻布で女装サロンを始めて12年(てか来月で13年だわん)芸能人を含めた8000人以上の男性を、女性に変身させるお手伝いをしてきた、プロのメイクアップアーティスト、私、ガルボが、雑誌やテレビの撮影現場で使っているプロの技術と知識を、女装メイクだけでなく、男性にも使える、今よりもっと可愛く、もっとカッコよくなるための、わかりやすく、すぐに実践できるメイクのコツを、お届けいたします。クロスドレッサー とガルボのプロフィールはこちらをご覧くださいませ。
かなりざっくりですが、割合からすると、日本の芸能人の方がたとのお仕事よりも、ハリウッド系スターやブロードウエイミュージカルのお仕事といった、外国人のキャストやクルーとのお仕事の方が多いです。私、ガルボのプロフィールにご興味のある方はこちらでもご確認いただけます。そして、ここからが本題のQ&Aなのです。
Q1、ハリウッド映画やブロードウエイのミュージカルのヘアメイクの仕事をしたい.のですが、どうやったら仕事に就けますか?
A まず、最初にクリアーすべきは、当然ですが、ヘアメイクの技術があるかどうか。ヘアメイクの仕事は芸能人の仕事の入り方と、とても似ています。待ってるだけでは仕事は来ませんが、呼ばれないと仕事として成立しません。
呼ばれるには、技術があることは当たり前ですが、それと同じくらい重要なことは、あなたが今までどんな仕事をしてきたか、仕事上のプロフィールが判断基準になります、そのプロフィールがないと、土俵にあがることすらできません。
ただ、ここで残念な現実は、一般の人のヘアメイク(美容室やブライダルサロン)や、女装サロンを経営している人がテレビの取材や企画で芸人さんにヘアメイクした等は、いくら数が多くても、プロフィールとしてはカウントされません。トレンドのひとつとして捉えられ、実績としてのカウントとしてはみなされず、別物扱いされることがほどんどです。ここでいうプロフィールとは、あくまでも、個人のメイクアップアーティストとしての実績のみで判断されます。
じゃあ、どうするの?です。まず、考えられる一番簡単な方法は「世界で通用するビッグネームの仕事をしてるヘアメイク事務所に入ること」です。
ミュージカルでしたら、パンフレットにヘアメイクさんの名前かヘアメイク事務所OR会社の名前が載っていますので、ご迷惑にならない範囲でコンタクトを取りましょう。あなたの熱意が通じればアシスタントとして現場で仕事ができるかもしれません。ここで技術を学ぶこと以上に大切なことは、場慣れです。一流の人と仕事をする空気感と経験はお金では買えません。
実績を積んで、アシスタントを経て自分指名の仕事をいただけるようになれば、1つのプロフィールが生まれます。階段をコツコツ登るように、プロフィールの数を増やしていきましょう。
まじめに頑張れば、それをみていてくれる人は必ずいます。クライアントからの指名で仕事が入るようになったら独立を視野に入れましょう。
Q2、ハリウッド映画のヘアメイクアーティストになりたいのですが、どうやったらなれますか?
A、この質問に関しては、実際にハリウッド映画の仕事をしてる友人からの話しを聞きました。信憑性はありますが、厳しい内容となりますので、ご容赦くださいませ。
まずは、渡米→メイクスクールと併用して語学学校で英語のスキルを身に付ける→ヘアメイクのアシスタント→グリーンカード取得→ユニオンに加入→どんなに小さい仕事でも相手が望む以上のことを提供して次に繋げる(ざっくりというとコネクション作成期間です)
語学力とグリーンカード、ユニオンに加入といくつもの大きなハードルを越える必要があります。そして、これは日米限ったことではありませんが、どんなに小さい仕事でも、喜んで、精一杯やらせていただく、仕事は受けた順番で決まります。
すでに仕事を受けているのに、大きな仕事がきたからと、最初に受けた仕事を断る人がごく稀にいますが、これは絶対にNGです。一生この業界で仕事をしない、できないくらいの覚悟でやるなら止めませんが、信用第一の世界では通用しません。
メイクアップアーティストとは、その名前で勘違いする人もごく稀にいますが、アーティストではありませんし、そう思わない方がいいです、、と私は思っています。私の考えるアーティストは、自分の内なる物を表現して、それが支持された結果。
アーティストとしての評価やお金をは後から付いてくる。それは運やタイミングが左右することが多い‥。でも、誰かの要望やコンセプトで自分の作品に影響を与えることはなく、自己表現の場であること。
それとは逆に、メイクアップアーティストは、クライアントの要望に、どれだけ近いものを打ち出せるかが、プロフェッショナルとしての力量です。自分の作りあげるヘアメイクが、全体のコンセプト、テーマやブランドイメージに限りなく近いこと。
それをができた上で、現場では、女優さんやモデルさんを気持ちよく表に出す、メンタル面でのフォロー、監督やカメラマンとのケミストリーができるかどうかも同じように大切なことです。
ヘアメイクは美術の準備パートの一つなのだもの。言われて動くのは当たり前、その空気や音で、相手が何を求めているか察することができ、仕事に活かすことはデフォルトです。
女装サロンで男性を女性に変身させるお仕事も、相手が何を望み、心地よくいられるか、それを察する能力はヘアメイクの技量として必要なことです。
Q3、有名で大きな仕事をしたいのですが、簡単に仕事が来る方法を教えてください
A、えっと、、残念ですが、そんな方法はありませんの。SNSで自分を発信しても、フォロワーがたくさんいても、大きな仕事ほど、SNS経由で仕事が来ることはありません。大きな仕事になればなるほど、キャストもクルーもプロフェッショナルです。同じように同等なプロフェッショナルがチームを組んで仕事をするのが大きな名のある仕事です。
ただし、アシスタントを探してるときはあります。私も今回アシスタントを募集したのですが(SNSではなくて、編集さんや知り合いのカツラ屋さん経由で)ありがたいことに、思った以上にやりた方がいたのは感謝です。
たとえ自分がメインでなくても、どのポジションでも一流と言われる人との現場環境に自分を置くことは貴重な経験になります。
Q4、日本のヘアメイクの仕事と海外のヘアメイクの仕事は違うと聞いたことがあります。どう違うのですか?
仕事の入り方は上で若干述べさせていただいたので、割愛するとして、アメリカの仕事と国内の仕事の大きく違う部分は細分化です。ハリウッド系の仕事をすると感じるのが、自分のポジション以外の仕事はしないということ。
たとえば、スタイリストが付いてない現場があるとします。最初は良くても、撮影時間が長引くと、スカーフがずれたり、ボトムスにシワができたりします。へアメイクとして仕事を受けている以上、他のポジションの仕事は、気づいていても手を出さないのがセオリーです。
親切心で手を出すことで、そこに責任が生じます。アメリカの撮影での契約書は細分化されているので、後々、トラブルが起きた時にその責任ごと請け負う可能性が出てきます。
日本では気がついたら、自分の仕事でなくても手助けすることが「気が利く」と喜ばれたり、仕事の評価に繋がりますが、日本以外の仕事の場合、気づいても手を出さないことが当然の世界です。
ひとつひとつの仕事が細分化されていて、各プロフェッショナルが集まって、ひとつの作品を作るので、中途半端に手を出すことは良しとしない文化があります。
今回、スタッフ以外の外注のアシスタントさんを募集するにあたり、選ばなくてはいけない立場になってヒジョーによくわかったことがひとつありました。
好きな仕事につくとか、チャンスを掴むのは、運とタイミングに左右されるところが大きいということ。
ことに出会いとキャリアにおいては、運やタイミングの占める割合が大きい。
たとえば大学卒業と同時にいきなり不景気になって求人がなくなるのって個人の力ではどうしようもない。
結婚もタイミングが大きいし、外国に住むのも、グリーンカードの取得も時期や運が大きい気がするし。
じゃあ、運が悪い人はだめなの?運のいい人だけが得するの?
だったら幸運を呼ぶペンダントをつけなくちゃいけないのかしら?
というと、そんなこともないと思うの。
この世界には個人の努力だけではどうしようもないものがあるとは思います。
でも長い目で見ていると、なにかしらの法則はあるわけで、わたし自身がいいと思えるのは「こつこつバント」方式。
運というのは「宝くじが当たる」なんてビッグな運は別とすれば、それなりに誰にでもチョコチョコと訪れるものではないでしょうか。
小さなチャンスは、案外と流れてくるもの。
それをコマメにコツコツとバントで返して、まずは一塁に出るのが肝心なんじゃないかなと。
いきなりホームランを狙うのはむずかしいし、滅多にド真ん中に球が来るものじゃない。
でも、こつこつバントくらいなら、誰にでもできる。
キャリアにおいては流れに乗ることで、良い結果を産みやすい気がします。
この世界には膨大な情報が飛びかっていて、人間の脳というのは自分の関心のあるものしか認識できないようになっているそうです。
興味がないものはコマーシャルやニュースで見かけても頭から抜けていて、なんにも覚えていないけれど、気にしているものなら小さなものでもパッと目に飛びこんでくる。
自分が運に気がつく時って、そこに注意をむけている時だけ。
だから、まずは脳にそちらをむかせなくちゃいけない。
好きな道に進むためには、その意欲がフォーカスされているからこそ、情報を拾っていけるんだと思うんです。
よく夢を書き出してみるといいというのも、具体的に書き出すと、注意がフォーカスされて、情報を拾いやすくなるからでしょう。
書けば夢が実現するっってことではなくて、脳がそっちの方向に働くようになるのが大切かなと。
その小さな情報が目に入った、まずは動いてみた、というところで、なにかしらの流れが呼び込める、そんな風になるのではないかな‥。
こつこつバントを続けていると、急にパコーンと大当たりが出ることがあります。
でも小さなバントをしていないと、三塁打や右中間ヒットさえも出ない。
人間「できる」と思うことは「できる」もの。
他の人にとっては「ありえない」ことでも、ある人にとっては「考えられる範囲」のことだったら、それは「できる」ことなんだと思うのです。
それを実際に形にできるかの違いは、行動力に掛かっています。
そこでいつも思うのが、少しでも興味があることは、まずはやってみること。行動してみることです。
今の時代、殆どの情報は、簡単に手に入れることができます。そんな便利な世の中でたったひとつ手にいれることができないこと、それは経験・体験です。そして、たった1度の体験が人生を変えるきっかけになることがあります。経験からの学びや気づきは奥が深く、自分の中に残ります。そんな経験を増やすのに必要なのは、勇気や決意、そして行動なのですよね。
クロスドレッサー では、女装のプロによる女性に変身するコースや女性スタッフと一緒に女装して外出できる女装外出コース、身体のラインを女性に変身させるボディメイク、ウエディングドレスは女性だけのものじゃない、特別感を感じられるウエディングコースなど、様々なコースを用意して、みなさまのお越しをお待ちしております。クロスドレッサー メニュー一覧はこちらです。
今日の行動が、これから続くあなたの毎日に、たくさんのハッピーや感動、ワクワクやドキドキ感をもたらしてくださいますように、、。