『女装する人が増えた理由は何だと思いますか?』
女装に関していただく『様々なご質問』の中から、マスコミ関係の方から一番多くいただくご質問です。
今回の女装通信は「女装に関するノウハウ」とは少し違いますが、女装を経験してみたい人、初めて女装をする人、女装って何の為にするんだろう?」と思っている人が「ふぅーーん、なるほどねぇ、、。」「そういう意見もあるか」と、心がスキッとしていただけたら嬉しいなぁーー。と思い、個人的主観ではありますが、書かせていただきました。
女装サロンを始めて11年、芸能人を含め、7000人以上の男性を、女性に変身させるお手伝いをしてきた、女装のプロのメイクアップアーティスト、私、ガルボが、女装を通して、感じた&気づいたこと『女装を経験してみたい、みなさまの疑問や不安』にお答えしつつ、たまに脱線しながら、女装に関するアレコレを「女装通信」として不定期につらつらとお届けいたします。
女装する人が増えたと思われる理由
私がサロンを始めた2007年、すでに女装する方はいらっしゃいましたが、当時はインターネットもここまで普及しておらず、女装サロンは都内に数軒あるくらい、関東というエリアに広げても10軒もなかったと思います。
当時、女装するということは、特別なことで、上流階級の方の息抜き、精神を解き放しリラクゼーション効果を得る目的とも言われておりました。そして、女装はあくまでも秘密裏に、個人的に楽しむものでした。
2013年くらいから、女装をテーマにした映画、女装したタレントさんを扱うバラエティ番組などが徐々に増えてきて、私もかなりの数の役者さん、タレントさん、文化人の方を女性に変身させてきました。中村蒼くんや野村周平くん、杉浦太陽くんなどなど
女装する人が増えた理由は、テレビやマスコミの洗脳力が大きかったのではないかと思います。
それまでのテレビは、変身ものといえば「ビューティコロシアム」(容姿の悩みを相談し、解決していくバラエティ番組)がとても人気があったのですが、最初はダイエット、メイクが主流だった番組も、だんだんと「整形」に傾くようになり、そうなると賛否両論、反対派のご意見もたくさんいただくわけです。世論を大切にするテレビ業界では継続して放送するのは難しかったのだと思います。
あっと驚く大変身!それが女装だった。
『テレビで有名な役者さんやタレントさんがキレイに女装する』というのはありそうでなかったし、当時としては、すごく斬新な企画だったんです。
『女装ネタはお笑いの人限定』『女装して笑いをとる』は、もはや月並みで飽きがきていたんですね。
「イケメン男子をキレイな女性に」というのは、まだテレビで出ていなかったから、「誰なの?」「キレイ!!」「驚き!!」『スゴイっ。』と、『お笑い』→『驚き』にチェンジさせたんですね。
不思議なもので、テレビなどで見なれてくると、ひとびとの心に「それもありか」という、心の前提みたいなものができる。
人間というのは見たことがないものはなかなか受けいれられないけれど、いったん見なれてしまうと、それが「フツー」になるという性質を持っている。
短距離走における「10秒の壁」みたいなもので、誰かがそれをブレイクスルーすることで、他のひとにもそれができるようになる。
ひとりの成し遂げることが、それに続く百人を作ることができるのだ。
そういった意味でも、ブレイクスルーした役者さん、タレントさん達の影響は大きいし、健闘を称えたいと思った次第でございまする。
自分以外の他者になる、女性に変身することで、今の責任感から解放されて、自由な気持ちを体験できる。したことがない、新しい経験は、理屈抜きで楽しい!!
「自分でない誰かに変身すること」で得られる開放感を経験してほしい
今の時代、殆どの情報は、簡単に手にいれることができます。そんな便利な世の中でも、たったひとつ手にいれることができないこと、それは経験・体験です。
そして、たった1度の体験が、人生を変えるきっかけになることがあります。経験からの学びや気づきは奥が深く、自分の中に残ります。そんな経験を増やすのに必要なのは、勇気や決意、そして行動です。
女装を経験することで、気持ちのスイッチが切り替えて、生まれ変わったような自分になれた。明日からまた頑張ろうっと!
そんな風に思っていただけることを願っています。そして、その為に、精一杯のお手伝いを、オフラインでも、オンラインでも、させていただきたい!と思っております。
女装が初めての人も、当サロンが初めての方も、安心して、不安なく、女装の時間・非日常の特別な時間をお過ごしいただけますよう、こちらに当日の流れをご説明させていただいております→変身女装コースの流れ
今日の出会いや行動が、明日からのあなたの自信や活力に繋がりますように‥。
ガルボ