女装したら「スカートを履きたい」「ミニスカートで変身したい」という人、多いと思います。そうですよねっ！スカートは女性の象徴。すーーっと伸びたきれいな足は憧れです。

女装サロンを始めて10年、芸能人を含めた、6000人以上の男性を、女性に変身させるお手伝いをしてきた、女装のプロのメイクアップアーティスト、私、ガルボが、女装を通して、感じた＆学んだ、気づいた、そして、何よりも『実際に女装を経験したみなさまの声』を参考に、たまに脱線しながらも、女装のノウハウを「女装通信」として不定期につらつらとお届けいたします。本日の女装通信は「女装を始めるときのスカートの選び方について」です。

初めての女装は、どんなスカートを選べばいいの？

スカートを履けば、女性に見える！女性に見えればお出かけできる。すれ違った人がパッと見たときに「女の子」「女性」と認識するくらいに、すてきに変身できる！そんな期待と願いを抱いて、いざ、スカートに足を通し、鏡に映った自分を見てみました‥。ドキドキ

スカートを履いたのに女性に変身できない、、。

……あれ？

………こ、これは……。

鏡に映る自分が「スカートをはいた男」または「スカートを履いたおじさん」だった。期待していたような変身を遂げられなかったことに、どーーーん、と気持ちが落ちたあなた。お待ちください。そのスカートの選び方に敗因原因があるのではないいですか！？。

男性のボトムスと女性のスカートの違い

まず最初に、ご自分のボトムスを思い返してみてください。男性はパンツ、ズボンが基本ですね。会社にお勤めの方だと↓の写真のようなスラックスを週5日は履いていらっしゃることと思います。ストレートのラインで伸縮性がない、スタンダードなタイプ。

服装の規定がない会社や学生さんは、デニムでゴー！も可能です。デニムはいつでもダッシュできちゃう気軽さがあります。ガニ股も男らしくてすてきだったりします。

休日のカジュアルスタイルはショーパンで、石田純一さん風の、スニーカーを履いても靴下が全く見えない素足を感じさせる爽快なスタイルもありです。

こう考えてみると、男性のパンツは長いか短いかで、バリエーションが少ない。そして、どんなに良い素材や高級なブランドのお品だとしても、ドレスコードがあるホテルやレストランでは、男性のショーパンはNGというところが多いのも現実。女性のミニスカートはOKなのに、なんとも不公平な気がしてしまいます。

そして、男性のパンツ（ズボン）は、丈が長くても短くても、形はストレートがスタンダードということがわかります。この辺で、スカートの選び方に戻ります。

スカートの特徴を理解することでリアル女子に変身できる

女性のスカートには色々な形があります。「女装には、足の形をカモフラージュする、フレアースカート」がおすすめと書かれていますが……。

それって本当？

女装して写真を撮るだけだったら、そうかもしれません。女装して外出する、動きがある場合はどうでしょう。ここで、一旦、フレアースカート神話を覆してみます。ふがふがどんどん。

フレアースカートを履くことで男性らしさが際立ってしまうという事実

スカートに慣れていない男性がフレアースカートを履くと、いつもの癖が出てしまい、太ももと太ももが開いてしまう男性が殆どだと思います。病気は治っても癖は治らないとはよく言ったもので、フレアースカートがフレアーしてるが故、足の動きが自由になり、スカートを履いているけれど、動きは男性そのものです（涙）

フレアースカートは足に自由が効くという意味では楽なスカートですが、その楽さは、スカートを履き慣れている女性に限ります。フレアースカートは、そのデザイン故に足が開き、早歩きになり、ガニ股歩きになるという「男性本来の癖」が出てしまうのです（苦）

 

男性は日常生活の中で、膝と膝をつける習慣がありません。いま、自分の足が開いている状態とか、足を閉じないと、下着が見えてしまうとか、足元に緊張感がかかることをしたことがありません。

女性は3歳位から「足を閉じなさい」「膝を揃えなさい！」と教育を受けています。何故ならば、スカートは、足を開いていると下着が見えてしまう危険があり、意図せずに周りの人をドキドキハラハラさせてしまうからです。

女装初心者さんにタイトスカートをおすすめする理由

タイトスカートはその名前から想像できるように、スカートのデザインがタイトにできている為、足の自由が効かず、履くだけで強制的に太ももと太ももが開かない状態になります。早歩きやガニ股歩きも、意識しなくても、出来づらくなります。

 

「フレアースカート」と違い、身体にフィットせざるを得ないタイトスカートは、太ももや膝が開かなくなり、足が自然に閉じて、履くだけで、腰から下が自然に女性らしくなります。足が開かないので、下着が見えてしまう恐れもありません。この、「自然に」というの、けっこう重要どころです。女性に変身してるだけで、ドキドキするので、足元にまで神経を使うのはなかなか大変なことだからです。

どんなタイトスカートを選ぶのがベストでしょう

ここまでタイトスカート推しをしてまいりましたが、更なる試練が待っています（苦）タイトスカートにも種類があるのでした。タイトスカートの中で、おすすめは、ずばり、ジャストサイズのスカートです。その中でもストレッチ素材のタイトスカートは最強です。ご自分のサイズに合ったもので、なおかつストレッチ素材であれば、サポート力があり、スカートラインがきれいに出て、履いていても楽と三拍子揃っており、無敵ですので、ぜひ覚えておきましょう。

女性らしいヒップラインを作るには？

せっかく身体にフィットしたタイトスカートを履くのであれば、ヒップラインもキュッとボリュームのある美しい女性に変身したいのが心情。ただ、男性は女性と違ってお尻のお肉が少ないのがスタンダード。では、女性と同じようなお尻の形にするにはどうしたら良いでしょう。

男性と女性の骨格の違いをカバーするには？

男性と女性はお尻の大きさや形が違います。女性に比べると、男性はヒップのボリュームが少ないので、お尻にパッドを入れてボリュームを作ります。

 

女装の”ボディメイク”とは？コルセット＆ヒップパッドの選び方のコツはこちらをご参照くださいませ。

ボンキュッボンの女性らしいくびれで、身体のラインも女性に変身、メリハリのあるくびれを作りたいもの。女装のためのボディメイクはこちらをご参照ください。

自分でない誰かに変身すること」で得られる開放感を経験してほしい

今の時代、殆どの情報は、簡単に手にいれることができます。そんな便利な世の中でも、たったひとつ手にいれることができないこと、それは経験・体験です。そして、たった1度の体験が人生を変えるきっかけになることがあります。経験からの学びや気づきは奥が深く、自分の中に残ります。そんな経験を増やすのに必要なのは、勇気や決意、そして行動なのですよね。

女装を体験することで、気持ちのスイッチの切り替えができて、生まれ変わった気持ちになった。明日からまた頑張ろう！

そんな時間を過ごしていただくお手伝いを、オンライでも、オフラインでもできることを目指しています。

 

日常と違う「自分だけの居場所」を持つことで、気持ちの切り替えができる。明日からまた頑張ろう！そんな時間を過ごしていただくお手伝いを、オンライでも、オフラインでもできることを、願っています。

クロスドレッサー ではメイクレッスンだけでなく、女装のプロによる女性に変身するコースや女性スタッフと一緒に女装して外出できる女装外出コース、身体のラインを女性に変身させるボディメイク、ウエディングドレスは女性だけのものじゃない、特別感を感じられるウエディングコースなど、様々なコースを用意して、みなさまのお越しをお待ちしております。クロスドレッサー メニュー一覧はこちらです。

今日の行動が、これから続くあなたの毎日に、たくさんのハッピーや感動、ワクワクやドキドキ感をもたらしてくださいますように、、。

 

今日の行動が、これから続くあなたの毎日に、たくさんのハッピーや感動、ワクワクやドキドキをもたらしてくださいますように、、。

ガルボ