女装するとき、あなたは何から始めますか?
女装サロンを始めて10年、芸能人を含めた、6000人以上の男性を、女性に変身させるお手伝いをしてきた、女装のプロのメイクアップアーティスト、私、ガルボが、女装を通して、感じた&学んだ、気づいた、そして、何よりも『実際に女装を経験したみなさまの声』を参考に、たまに脱線しながらも、女装のノウハウを「女装通信」として不定期につらつらとお届けいたします。
今回の女装テーマは、いますぐに、女性に&自分以外の別の人に変身できてしまうという、とっても簡単な、お金の掛からない方法のご提案、メンタル編です。
女装をするきっかけや女装したくなる理由につていはこちらに記事にしてみましたので、ご覧いただけたら嬉しいです^ ^
女装メイクに興味があったり
女の子の可愛い服が着てみたかったり
ハイヒールを履いてみたかったり
と、メイク、服、靴などなど、それぞれの変身の過程があると思いますが、女装をしている人が意外に見落としがちなこと
試してみてください!女性に変身するときに「女の子の名前をつける」と満足感があがります
これは、ミドルネームに近い感覚かもしれません。ここでひとつ事例を、、。
私は「ユキコ」という名前なのですが、海外で過ごす時間は「ニッキー」で通しています。欧米では名前を聞かれることが多く、最初の頃は「ユキコ」です。「スペルは、ワイ ユー、ケー アイ、ケー、アイ、、、」と答えていたのですが。
これが結構な割合で聞き返されるんですね。Pardon?とかExcuse me?って、、。
うううっ、、。たかだか自分の名前を伝えるだけ、アルファベットを言うだけ、もっと言えば、スタバでラテを注文するだけ、服を買うだけ、なのに、なんで通じないの?
欧米人に聞き返される度に、Oh my god.!!私の発音の問題?と、気持ちが焦ってしまっていました。どうやら、ユキコという名前が欧米にはない、言いづらい発音らしく‥。
母よ!なんで、リサとかレイラニって名前を付けてくれなかったのぉ。そんな心の葛藤の抱えながらも、私のせいでレジの後ろに列ができてしまったりすると、一刻も早くこの会話を終わらせたい。逃げ出したいくらいの小心者の私。
ちょっと待ってね、ワイ、ケー、アイ、オー、?あれ?じゃなかった、ケー、あれ?何だっけ?どこまで言った?」という、なんだか分からない自体に陥ることが多かったので、さすがに考えてみました。
入国審査じゃないんだから、ニックネームでいいんだ!って、、。そして、英語圏の人に馴染みがあり、発音しやすい「ニッキー」で通すようにしたら、聞き返されることがなくなりました。なんだ!ちょう簡単じゃん、というわけです。
そんなことを、スタバやバーグドルフ・グッドマン、ノードストロームなどで繰り返すうちに、自分でもすっかりニッキーが板につき、滞在中は私は少しエキゾチックな日系人。てへ、。みたいに振舞えるようになりました。
すると、不思議なことに、日本では「もじもじくん」の私も「自己主張がはっきりしてる、日系の人」というキャラクターになりきることができました。「23センチの靴を持ってきていただけるかしら?」みたいな、、。プチ自分でない誰かに変身したような開放感を味わっています。
ちなみに、ミドルネームのつけ方は
・キリスト教の洗礼名
・先祖の名前
・自分の旧姓(既婚女性の場合)
・母方の姓
・尊敬する人物の名前
だったりするようです。
女性に変身した時に名前をつけて他者を演じることは、思った以上に心理的な開放感につながります。
ここで、女性の名前のつけ方ですが「初恋の人」だったり「好きな女優さんやアイドル」だったり「片思いの彼女」だったり、といった実在の女性だと、彼女はこんな仕草をするなーーとか、彼女だったらこんな服を選ぶなーーとか、イメージしやすいようです。
ちなみにお仕事でご一緒した方々
長州小力さんのときはスタッフ全員で「真央ちゃん」と呼んでいました。
中村蒼くんは劇中では「みゆ」でしたので、嫌がる蒼くんに「みゆちゃん」と言い続ける私たち、、。
「メイクが持つチカラ、変身する可能性を経験してほしい」
今の時代、殆どの情報は、簡単に手にいれることができます。そんな便利な世の中でも、たったひとつ手にいれることができないこと、それは経験・体験です。そして、たった1度の体験が人生を変えるきっかけになることがあります。経験からの学びや気づきは奥深く、自分の中に残ります。そんな経験を増やすのに必要なのは、勇気や決意、そして行動なのですよね。
女装を体験することで、気持ちが切り替わって、明日から、また頑張れそう!そんな時間を過ごしていただくお手伝いを、オンライでも、オフラインでもできることを目指しています。
女装に関して、ご質問や知りたいこと、こんなテーマで書いて!リクエストいただけたら嬉しいです。お気軽にメッセージくださいね
今日から続く明日への時間が充実した楽しい日々でありますように‥。